今回はデーツシロップというものを手に入れたので、定番の食べ方をいろいろと試してみました。
おもに甘いもの系で試したので、デーツシロップが気になっている方、甘い物が好きな方は参考にしてみてくださいね。
どんな味?「王様のデーツシロップ」

今回購入したデーツシロップは「王様のデーツシロップ」というものです。
香りは、ドライデーツそのもの。ドライイチジクやドライプルーン、レーズンの香りにもよく似ています。ハチミツやメープルシロップとは全然印象が違いますね。
単体で舐めてみると、しっかり甘みがあります。天然の甘味料なので甘さ控えめかと思いきや、砂糖と同じくらいちゃんと甘いです。
デーツの香りがあるせいか、白砂糖よりもコクというかクセのある感じがします。黒糖をフルーティーにしたような感じが近いでしょうか。
ハチミツよりもサラっとしているため、口の中にベターっと残る感じはしません。
シロップ単体で食べることはあまりないと思うので、ここからはデーツシロップの食べ方として代表的なものをいろいろ試していきたいと思います。
パンケーキ

まずは王道パンケーキから。
これは普通においしいです。
デーツシロップ単体で舐めたときよりも、デーツの香りが弱く感じました。コクはあるけど、クセはなくなったような感じ。
デーツシロップだと知らずに食べたら、ハニーメープルかな?と思っちゃいそうです。
単体だと特徴的な香りに思えましたが、食べ物と合わさると一気に食べやすくなりました。
ホットケーキ

ここでは、市販のホットケーキミックスを使用して作ったものをホットケーキ、自宅で薄力粉、砂糖などを混ぜて作ったものをパンケーキと区別しています。
ホットケーキは自作のパンケーキよりもバニラの香りがある分、さらにデーツの香りは弱くなりました。
また、ホットケーキはそれ自体に甘みがあるので、個人的にはデーツシロップをかけなくてもいいかなと感じました。
パンケーキよりもデーツの良さが感じられず、わざわざデーツシロップをかける必要はないように思います。
バニラアイス

バニラアイスにかけると、なんとラムレーズンアイスっぽくなりました。
デーツシロップの香りはレーズンの香りと似ているので、ラムレーズンアイスのようになったのかもしれません。
「バニラアイス×シロップ」で「甘い×甘い」なので甘過ぎになるかと思いきや、そんなことはありませんでした。
パンケーキやホットケーキと比べると一番デーツシロップを楽しめる食べ方かもしれません。
ヨーグルト

加糖されていないプレーンヨーグルトにかけてみました。
いつもはプレーンヨーグルトにハチミツをかけて食べているのですが、それと比べると物足りないような感じがしました。
なぜかシロップの甘みもあまり感じず、デーツの香りもヨーグルトの香りに負けてしまっています。
個人的にはヨーグルトにはハチミツの方が好きだなと思いました。
わらび餅

デーツシロップは黒蜜に似ていると言われることもあるということで、わらび餅にかけてみました。
味は普通に美味しいです。
甘さはしっかり足され、デーツのコクのおかげでまったく違和感なく食べることができます。
しかし、きな粉の風味が勝って、デーツの香りはよくわからなくなってしまいました。
ついでに、黒蜜とどのくらい似ているか気になったので、黒蜜をかけたバージョンも食べてみました。

予想以上にデーツシロップと黒蜜は味が違いました。
まず黒蜜の方が香りが断然強いです。きな粉に負けない黒蜜の香りがしっかりとしています。
そして、甘みも強い。デーツシロップのときはまろやかな甘さだったのに対し、黒蜜はガツンと甘いです。
黒蜜が好きな方には、デーツシロップは黒蜜の代わりにはならないだろうなと感じました。
トースト

トーストした食パンにデーツシロップだけをかけてみました。
デーツの香りが感じられて、これはデーツシロップを味わっている感がありました。
「ちょっと甘いパンを食べたい」というときにピッタリだと思います。

たまに食べたくなるバナナトーストにもかけてみました。
これは、焼きバナナが思った以上に甘く香りも強かったため、デーツシロップの良さをなくしてしまうレシピでした。
デーツシロップの風味を楽しみたいなら、シンプルなトーストにかけるのがオススメです。
フレンチトースト

フレンチトーストは、パンケーキやホットケーキと似たような感じでした。
デーツの香りはあまり感じられませんが、若干コクが足されて普通に美味しいです。
豆乳

無調整豆乳にデーツシロップを加えてみました。
豆乳の香りに少しデーツの香りが混ざる感じなのですが、不思議とあまり美味しいと感じませんでした。
個人的には豆乳にはハチミツの方が合うように思います。
液だれしない? 注ぎ口はどうなっている?

さて、いろいろと食べてみたところで、最後に「王様のデーツシロップ」の使い勝手についてお話したいと思います。
シロップを購入したときに気になるのが注ぎ口がベタベタにならないか、ですよね。
「王様のデーツシロップ」は最初の数回は液垂れもせずキレイに使えていたのですが、いつの間にか注ぎ口の下の溝にシロップが溜まっていました。

注ぐときにたまったシロップが垂れて、ちょっと面倒。
注ぎ口のほうは液垂れせずにシロップがスッと切れるのですが、傾けたときに下の溝にたまったシロップがたまに垂れてくることがありました。
そして、その溜まったシロップが使うたびに少しずつ増えていくのか、キャップを開けるときに手が若干ベタつくようになりました。
まとめ

今回はデザート的な食べ方ばかりをしましたが、デーツシロップは料理に使うこともできます。
照り焼きや煮物、ドレッシングやタレなど、和洋中問わずいろいろな料理に使えます。
料理に使うとデーツの香りはほぼかき消えてしまうので、デーツシロップ特有のフルーティな香りを楽しみたいなら、今回紹介したデザート系の食べ方がオススメです。

逆に言えば、そこまで主張の強い香りではないため、砂糖の代わりになんにでも使えちゃうということ。
デーツシロップを使っていると、なんだか丁寧な暮らしをしている気分になれたので、興味のある方は一度試してみてはいかがでしょうか。